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[コンセプト]
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現在市場に出回っている商品・サービスには多くのモノが、ある配慮が足りないために、高齢者や障害者にとってあるいは健常者にとっても使いにくかったり使えなくなったりしています。その中には、物理的バリアと心理的バリアがあります。対象としては移動に伴うアクセスのバリア、操作性などの適応性のバリア、加齢による世代間のバリアなど様々なバリアが存在します。そこで、すべての人に使いやすくわかりやすい「共用品」とするためにはそのバリアを取り除く、様々なアプローチが今。求められています。
そして、そのアプローチのひとつに商品自体がもつ”イメージのバリア”を取り除く必要のある商品が存在してはいないでしょうか?
その商品があるイメージに固定化されていることによって、「共用品」化の壁になっている商品がいくつかあります。お年寄りのための商品として普及したためどうしてもイメージが高齢者専用品になり他の世代が使うのに心理的抵抗のある商品がそれにあたります。
逆に、若者からファッションとして流行し、高齢者にも受け入れやすいイメージを獲得した商品に「リュック」があります。今では、ハイキングだけでなく街中にちょっと出かけるときも、身体的負担を低減する小型のリュックが中高年の女性の背中に納まっているのです。高齢者のための商品とうたっていたら普及しなかったでしょう。)つまり、ひとつのファッション化されたイメージが、山登りをする道具という大げさなイメージを払拭し「リュック」をより多くの人に役に立つ「共用品」とさせたひとつの例なのです。
そこで今回の提案は、前者の例である高齢者専用品のイメージのある商品「ショッピングカート」を世代を越えた「共用品」とするものです。 出かけることへの抵抗を少しでも軽減し且つファッションとして主婦から元気な高齢者にも愛されるスタンダードをめざしました。そして、ショッピングだけでなく旅行やちょっとしたお出かけにも「
UniCART 」は気軽に利用できるツールをめざしました。 ・・・歩くことは、誰にとっても元気であり続けるための基本ですから。
そして、より多くの人にとっての「共用品」としてのスタンダードになれば幸いです。
ただし、ここでは肢体不自由者の歩行補助具の機能は上図の様に満たしていません。そこには歩行補助具としての特別のデザインが必要になります。 |
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第2回九州デザインコンペティション(1996年)入賞作品 ■テーマ:バリアフリー
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